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強光子場科学研究懇談会 総会・講演会のお知らせ
■日時 平成18年10月28日(土)
   
■会場 東京大学化学本館(5階講堂)

※地図はこちらをご覧ください。
http://www.chem.s.u-tokyo.ac.jp/images/haichin.jpg
   
■プログラム
13:30〜 受付
14:00 - 15:00 総会
15:30 - 17:00 第2回公開講演会
石川哲也 先生(理研播磨)
「光科学のフロンティアを拓くX線自由電子レーザー」

 X線自由電子レーザーは線型加速器をベースとしたX線光源であり、日米欧で2010年頃の完成を目指した施設開発研究が進められている。これらはいずれも高密度電子ビームをアンジュレータと呼ばれる発光装置を通し、その中で光と電子が相互作用した結果電子が光波長間隔に整列してコヒーレントな光を放出する「自己増幅自発放射」原理に基づいている。我が国の特徴はSPring-8で開発された真空封止型アンジュレータとKEKで開発されたCバンド加速管の組み合わせにより、欧米の1/3以下の規模で同等の性能を実現するところにある。

 理化学研究所では、X線自由電子レーザー実現に向けて、欧米と異なる方式の独自の技術開発を進め、播磨研究所に於いて昨年度実機の1/32スケールのプロトタイプ建設を行った。このプロトタイプは本年6月に発振し、X線自由電子レーザー実機建設に向けた技術的基盤が整った。本講演では、8GeV線型加速器をベースとするX線自由電子レーザー実機開発の最新状況を紹介するとともに、波長50〜60nm領域のレーザー光が利用可能なプロトタイプ機での利用環境整備状況、波長0.1 nm以下のレーザー光が利用可能な実機でのサイエンスケースの最新の検討状況を紹介する。

 また、X線自由電子レーザーとSPring-8の同一サイト内での展開は、世界的にもユニークな可能性を産み出し、SPring-8サイトを高エネルギー光科学研究の大拠点とするものである。2つの施設の併設により生ずるサイエンスの新たな可能性についても議論したい。
17:30〜 意見交換会
「ブルークレール精養軒」にて
(東京大学医学部附属病院 入院棟15階)
会費: 約4000円
   
■お問合せ先 なお、総会および講演会についてのお問い合わせは担当者(谷上)までお願いいたします。
E-mail: tanigami@chem.s.u-tokyo.ac.jp
TEL: 03-5841-4334